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イギリス、イーストボーンで開催されている国際テニス大会で、バルボラ・クレチコバ選手とジョディ・バラージ選手の試合中に、信じられないような出来事が起こりました。なんと、クレチコバ選手の打ったボールが、ネットに空いた穴を通過してしまったのです。
この珍事は、対戦相手であるイギリスのジョディ・バラージ選手だけでなく、審判のマリヤ・チチャク氏をも大いに困惑させました。テニスのネットは、通常、ボールが通過できないようにしっかりと編み込まれています。しかし、今回の試合で使用されたネットには、何らかの原因で小さな穴が開いており、クレチコバ選手の打球が偶然にもその穴を通過してしまったのです。
現場は一時騒然となり、審判団は協議の結果、このポイントをクレチコバ選手のものとしました。バラージ選手は当初、納得がいかない様子でしたが、最終的には審判の判断を受け入れ、試合は再開されました。
このような珍しいアクシデントは、テニスの試合では極めて稀です。試合後、クレチコバ選手は「あんなことは初めて経験しました。本当に驚きました」とコメントしています。また、バラージ選手も「最初は戸惑いましたが、これもテニスの一部ですね」と語り、この出来事を笑い飛ばしていました。
イーストボーン国際は、ウィンブルドン選手権の前哨戦として知られ、多くのトップ選手が出場する重要な大会です。今回の珍事は、大会関係者にとっても予想外の出来事であり、今後のネットの管理体制の見直しにつながるかもしれません。