画像出典: 元記事
NASA（アメリカ航空宇宙局）は、宇宙飛行士のアニル・メノン氏が、国際宇宙ステーション（ISS）への初のミッションに参加することを発表いたしました。メノン氏は、2026年6月にロシアのロスコスモスが運用するソユーズMS-29宇宙船に搭乗し、フライトエンジニアおよび第75次長期滞在クルーの一員としてISSに滞在する予定です。
メノン氏の宇宙への旅は、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から始まります。ロスコスモスの宇宙飛行士であるピョートル・ドゥブロフ氏とアンナ・キキナ氏も、メノン氏と共にソユーズ宇宙船に搭乗します。ISSに到着後、メノン氏らは科学研究、技術実証、そして地球観測といった多岐にわたる活動に従事し、人類の宇宙探査と宇宙技術の発展に貢献することになります。
アニル・メノン氏は、NASAの宇宙飛行士候補生として選抜される以前は、スペースX社でフライトサージャン（航空宇宙医）として勤務していました。スペースX社では、宇宙飛行士の健康管理や緊急時の医療対応を担当し、民間宇宙開発の最前線で活躍していました。また、メノン氏は医師としての経験も豊富で、緊急医療の専門家としても知られています。その知識と経験は、ISSでのミッションにおいても重要な役割を果たすことが期待されています。
今回のミッションは、メノン氏にとって初めての宇宙飛行となりますが、長年の訓練と準備を経て、万全の体制で臨むことになります。NASAとロスコスモスの協力のもと、安全かつ円滑なミッション遂行が期待されています。メノン氏の活躍は、今後の宇宙開発における国際協力の重要性を示すものとなるでしょう。
参照元: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-assigns-astronaut-anil-menon-to-first-space-station-mission/
