米墨間の水資源を巡る対立が深刻化:長年の協定を揺るがす背景とは?

米墨間の水資源を巡る対立が深刻化:長年の協定を揺るがす背景とは?

画像出典: 元記事

アメリカ合衆国とメキシコの間で、水資源を巡る対立が深刻化の一途を辿っております。事の発端は、両国間で長年にわたり締結されてきた水資源共有協定を、メキシコが遵守していないというアメリカ側の主張です。この協定は、リオグランデ川(メキシコ側ではリオ・ブラボー川と呼ばれます)をはじめとする国境を流れる河川の水資源を、両国間で公平に分配することを目的としています。

アメリカ側は、メキシコが協定で定められた水量を供給していないと主張しており、特に深刻な干ばつに見舞われているテキサス州などの地域では、農業用水の不足が深刻な問題となっています。一方、メキシコ側は、国内でも干ばつが深刻であり、農業や生活用水の確保が困難な状況であると反論しています。

この水資源を巡る対立は、単なる資源問題に留まらず、両国間の政治的な緊張を高める要因ともなっています。アメリカ国内では、メキシコに対する批判が高まっており、政府に対してより強硬な措置を求める声も上がっています。メキシコ国内でも、自国の水資源を守るべきだというナショナリズム的な感情が高まっており、事態の収束は容易ではありません。

両国政府は、事態の沈静化に向けて協議を重ねていますが、具体的な解決策は見出せていない状況です。今後の両国関係に大きな影響を与える可能性もあるこの問題の動向から、目が離せません。

参照元: https://www.bbc.com/news/articles/c0epzp21z47o

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました