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ウィンブルドン選手権、男子シングルス4回戦で、世界ランキング1位のヤニック・シナー選手がグリゴール・ディミトロフ選手との対戦中、相手の負傷棄権により準々決勝進出を決めました。試合はディミトロフ選手が第1、第2セットを連取し、優位に進めていましたが、胸筋の負傷により無念の棄権となりました。
試合後、シナー選手は「勝利という実感がない」と複雑な心境を語りました。彼はディミトロフ選手の力量を高く評価しており、「彼が準々決勝に進むに値する選手であることは間違いない」と述べています。ディミトロフ選手は今大会、持ち前の高い技術と粘り強いプレースタイルで観客を魅了しており、シナー選手もその実力を認めていました。それだけに、今回の結果はシナー選手にとっても手放しで喜べるものではなかったようです。
棄権の原因となった胸筋の負傷について、ディミトロフ選手は試合後、「最初から痛みがあったわけではないが、徐々に悪化していった」と説明しました。具体的な怪我の程度は不明ですが、今後の試合への影響も懸念されます。
一方、シナー選手は準々決勝で対戦する相手が決まりました。次戦に向けて、「今日の試合の反省点を活かし、より良いパフォーマンスを見せたい」と意気込みを語っています。ウィンブルドン選手権は大会も後半戦に入り、ますます熱戦が期待されます。シナー選手がどのような戦いを見せるのか、注目が集まります。