画像出典: 元記事
リバプールのアルダー・ヘイ小児病院において、麻疹に感染した幼いお子様が亡くなられました。病院関係者一同、深い悲しみに暮れております。今年6月以降、同病院ではすでに17名のお子様が麻疹の治療を受けており、その深刻な状況が浮き彫りになっています。
麻疹は、非常に感染力が強いウイルス性の病気であり、発熱、咳、鼻水、発疹などを引き起こします。重症化すると、肺炎や脳炎といった合併症を引き起こす可能性もあり、特に乳幼児や免疫力の低下している方にとっては命に関わる危険な病気です。
今回の悲しい出来事を受け、医療関係者は麻疹の感染拡大防止に向けて、改めて注意喚起を行っています。麻疹の最も有効な予防策は、予防接種を受けることです。定期接種の対象年齢のお子様はもちろんのこと、未接種の大人の方も、早めの予防接種をご検討ください。
麻疹は、空気感染によって広がるため、手洗いやうがいといった基本的な感染症対策だけでは完全に予防することは難しいとされています。しかし、予防接種を受けることで、麻疹ウイルスに対する免疫を獲得し、感染のリスクを大幅に減らすことができます。ご自身と大切な家族を守るためにも、予防接種の重要性を再認識し、積極的な接種をご検討いただきますようお願いいたします。
アルダー・ヘイ小児病院は、地域社会と連携し、麻疹に関する情報提供や相談窓口を設けるなど、感染予防対策に積極的に取り組んでいます。麻疹についてご心配なことがございましたら、お近くの医療機関や保健所にご相談ください。
