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デンマーク政府は、男女平等のさらなる推進を目指し、18歳の女性も男性と同様に徴兵の対象とする法案を可決しました。これにより、デンマークの18歳の男女は、抽選によって兵役義務を負う可能性が生じることになります。
これまでデンマークでは、男性のみが徴兵の対象でしたが、今回の法改正により、女性も国防に貢献する機会が与えられることになります。ただし、実際に兵役につく人数は、軍のニーズに応じて決定されるため、抽選で選ばれた全員が兵役につくわけではありません。
今回の法改正は、デンマーク社会における男女平等の進展を示す象徴的な出来事と言えるでしょう。近年、デンマークでは、政治、経済、社会のあらゆる分野で男女平等の実現に向けた取り組みが進められており、今回の徴兵制度の改正もその一環と位置づけられています。
国防大臣は、今回の法改正について「男女が等しく国防に貢献することは、社会の結束を強め、国の安全保障を高める上で非常に重要である」と述べています。また、今回の法改正が、若者たちの国防意識を高め、社会貢献への意欲を喚起することを期待する声も上がっています。
今後は、抽選方法や兵役の内容など、具体的な制度設計が進められる予定です。今回の法改正が、デンマークの国防体制や社会にどのような影響を与えるのか、今後の動向が注目されます。